初心者でも絶対に失敗しない点滴による水合わせのやり方をご紹介します。この方法を覚えておけば、海水魚や淡水魚、熱帯魚、無脊椎動物に至るまで様々な水生生物に応用可能です。
また、「水合わせの重要性」についてのお話や、動画中に登場した用品・新入り生物、おすすめ水合わせ用品のご紹介なども合わせて行っていきます。
「水合わせ」は生き物を水槽に迎え入れる時の、第一の壁です。正しい知識を持って行いましょう。
<目次>
●水合わせの重要性について
●海水魚の水合わせについて
●絶対に失敗しない水合わせ方法
●動画に登場した用品・新入り生物
●おすすめ水合わせ用品紹介
●水合わせの重要性について
【水合わせって何?そんなに大事なの?】
「自宅水槽の水」と「購入したお店の水槽の水」とでは、水質が異なる場合があります(水温・ph・比重等)。そのため、やって来てすぐにそのまま水槽に入れてしまうと魚がショックを受けてしまい、最悪即死してしまうことも... 。そのために行うのが、
「水合わせ」です。
ゆっくりと水質に慣れさせていくことで生体への負担を軽減させ、最悪のケースを避けることが出来ます。
●海水魚の水合わせについて
【海水の水合わせは淡水よりも楽!?】
一般的に、淡水生物よりも海水生物の方が水合わせは楽だとされています。それは、
海水は淡水ほどph(水素イオン濃度)の変動が激しくないからです。そのため、淡水生物水合わせ初心者の方でよく生じる
「phショック」はあまり心配せずとも大丈夫です。ただし、
安定したphを維持するのは水生生物の健康を考える上で非常に重要になってきますので、定期的な水質検査は欠かさないようにして下さい。
phは14段階まであり、
0~6が酸性、7が中性、8~14がアルカリ性となります。ちなみに、
海水魚飼育に適切なphは8.1~8.5ぐらいまでの「弱アルカリ性」だと言われています。
▼以下ph測定用商品
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↑瞬時にphを測定できます。(海水・淡水両用)
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↑こちらは試験紙タイプ。安いですが、使用できる回数決まっています。
【水温を合わせる重要性について】
それでは、海水魚の水合わせで一番注視するべき事柄は何なのでしょうか?それは、
「水温」と
「塩分濃度」です。
水の中で生活をする生物と我々人間とでは、そもそも
温度の感じ方が違います。私たちにとっててはたった
1℃の温度変化でも、彼らにとっては3~4℃の変化(3~4倍)があるのと同じなのです。いかに水温が重要なのか、これで分かりますね。ほんの数度の温度変化が命取りにもなり得るわけです。
▼水槽には必ず水温計を
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↑吸盤タイプ。吸盤の劣化には注意が必要。
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↑センサーのみを水槽内に入れるタイプ。液晶なので水温が確認しやすい。
【比重を合わせる重要性について】
比重とは、大雑把に言えば
「塩分濃度」の事です。
海の比重はおおよそ1.023。水槽内の比重の数値もこれに合わせる必要があります。この比重も生体の健康維持にはとても重要で、
1.022~10.25の間を常に維持して下さい。
水槽内の比重が変化(主に上昇)していく現象の主な要因は、
水分蒸発にあります。飼育水が蒸発し水位が徐々に下がっていっても、蒸発しているのは水分だけであり、その水に溶け込んでいる物質はそのまま残ります。つまり、
「水分の蒸発により塩分濃度が上昇」してしまっているわけです。
ここでよくある間違いが、水位が下がってきたからといって「海水」を足すことです。こうすることで必然的に飼育水の塩分濃度はぐんぐん上昇し、生体の生死にも関わります。そのため必ず
カルキ抜きをした「淡水」を足しましょう。この時の注意点としては、一気に多量の「淡水」を足してしまうと水質が急変してしまう恐れがあります。数回に分けるなどの配慮が大切です。そして何より、
「定期的な比重の測定」を心がけて下さい。
▼3タイプの比重計
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↑瞬時に比重が測れる高性能な屈折比重計。3つの中では一番高価。
※比重計は、「水温」によって数値がばらつくという特性があります。そのため、特に作り立ての海水を測定する時などは注意が必要です。人工海水は24℃程度の一定した水温の水で作り、その後水が透明になってから測定して下さい。
●絶対に失敗しない水合わせ方法
【点滴でゆっくり水合わせ。動画で詳しくご紹介】
それでは、詳しい水合わせ方法を動画にてご説明します。
動画中に登場した用品・新入り生物については後程ご紹介します。
●動画に登場した用品・新入り生物
【エアーストーン・エアーチューブ】
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↑動画中の物と同サイズ(90cm水槽にて)。これだけ大きいとチューブが浮き上がることはありません。
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↑一回り小さいタイプ。ある程度重い方が安定はしますが、邪魔だと言う方に。
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↑水合わせ以外にも様々な用途に使えるエアーチューブ。
【新入り海水魚紹介】
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↑温厚な性格で色も鮮やか、水槽を華麗に彩る「キンギョハナダイ」
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↑臆病な性格なので、複数投入して群れを作らせてあげましょう。鮮やかなライトブルーの「デバスズメダイ」。
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↑底砂を綺麗にしてくれるクリーナーとして大活躍します。「ミズタマハゼ」
●おすすめ水合わせ用品紹介
【水合わせ用品セット続々登場!】
今回使用したものは、自分でいくつかの商品を選んで勝手に組み立てたものですが...ちゃんとした「水合わせセット」も販売されています。そこで、個人的におすすめの水合わせセットをご紹介していきたいと思います。
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↑チューブをわざわざ結ばずとも、付属のコックで水量を調整できる便利な水合わせセット。
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↑エアーポンプからエアーストーン、バケツに至るまで全てがセットになったお得商品!
いかがでしたでしょうか?
「水合わせ」は、生体の命にも直結する大切な作業です。なるべく慎重に行って下さい。また動画中では海水魚(脊椎動物)のみの紹介でしたが、
同じ方法でクラゲやサンゴ、甲殻類などの水合わせも行うことが出来ます。ただしその時は魚の場合よりも点滴量も少なくし、時間も倍近くかけて下さい。
楽しいアクアライフを!それではまた、カシオでした。