おすすめの品種&育成用品紹介 |
一年を通じて屋外に放置するだけで簡単に育てることができるハエトリソウ。しかし、やり方によっては屋内にて楽しむことも可能です。ただし、本来自然界では冬場に休眠をするため、寒い環境も体感させてあげなければ株が年々弱っていってしまうでしょう。また、毎年の植え替えも欠かすことはできません。
ハエトリソウおすすめ品種紹介
品種は違えど育て方は基本同じ!一属一種のハエトリソウ
現在市販されているハエトリソウには、実に様々なラインナップが存在しています。捕虫葉の大きな「ビッグマウス」や、捕虫葉がサメの歯のような形状の「シャークティース」などなど。もっと大きな区分で言うと、葉が立ち上がっているタイプ(エレクタタイプ)と葉が地面を這うように育つタイプ(ロゼットタイプ)に別けることも可能です。ハエトリソウは一属一種 |
ハエトリソウ
ノーマルタイプのハエトリソウ。「ハエトリグサ」と表記されていることもあります。非常に丈夫で、とても人気がありますね。ホームセンター等においては、夏場限定アイテムとしてよく取り扱われています。ハエトリソウ シャークティース
捕虫葉の棘がまるで「サメの歯」のような形状をしていることからこの名が付けられました。葉が立ち上がるエレクタタイプです。ハエトリソウ レッドピラニア
見た目はシャークティースに似ていますが、こちらは葉全体が赤く染まるという特徴を持っています。アメリカの植物園で開発された「赤い龍」と呼ばれるハエトリソウと、上記「シャークティース」の同系統種を掛け合わせて作り出されました。葉が立ち上がるエレクタタイプです。ハエトリソウ ビッグマウス
通常よりもかなり大きな捕虫葉をつけるハエトリソウ。とても丈夫で扱いやすく、インパクトもある人気種ですね。「ジャンボマウス」という名で売られていることもあります。葉が地を這うように育つロゼットタイプです。
Hiro s Pitcher Plants ヤフー店
ハエトリソウ ブリストルトゥース
捕虫用の棘が短く、溝がランダムにギザギザになっている面白い品種です。これはこれでなかなかインパクトがありますね。ただし、個人的にはやや気難しく扱いづらい印象を受けました。ハエトリソウおすすめ育成用品紹介
土・鉢・照明・餌等、必需品から便利品まで
一口に土や鉢と言っても、その種類やサイズは多種多様。一体どれを選ぶべきなのか悩まれる方も多いのではないでしょうか?実際、食虫植物愛好家の方々の間でも意見は分かれます。それだけ食虫植物というのは奥深いジャンルだとも言えるのでしょうかね。土は?鉢は?餌は? |
水苔だけで育てる方もいれば、独自にブレンドして使われる方もいらっしゃいます。また、肥料や虫は必要ないと言われる方もいればそうでない方も…。育てる環境や食虫植物の種類によっても異なるため、一概にこれだ!とはなかなか言えません。
そこでここからは、あくまで個人的におすすめしたいハエトリソウの育成用アイテムをご紹介致します。
ハエトリソウにおすすめの用土
ハエトリソウに用いる基本的な用土としては、水苔などが有名ですね。種類にもよりますが、食虫植物にとっては万能用土とも言える代物です。余計な養分を含んでいないため、本来栄養分の乏しい土地に自生している食虫植物に対しても安心して使用することができます。また保水力に長けているため、乾燥に弱い多くの食虫植物にうってつけです。またこの他にも、ハエトリソウに用いることができる用土(栄養価の乏しい用土)には様々な種類があります。バーミキュライトやベラボン(ヤシの実繊維)、赤玉土、ピートモスなどがよく知られていますね。これらは混ぜ合わせて使用することで、お好みの保水性に調整することが可能です。くれぐれも、「観葉植物用の土」や「野菜用の土」などは使用しないようにしましょう。これらには余計な養分が含まれているため、下手をすると食虫植物が枯れてしまうこともあります。
水苔
洋ランの育成にも使用されている有名な用土。水苔を乾燥圧縮させたもので、余計な養分を含まず、また保水力にも長けています。ハエトリソウにも最適です。ぬるま湯でふやかして使用して下さい。ベラボン(ヤシの実繊維)
ヤシの実の繊維をチップ状に加工したアイテム。保水性は水苔ほどありませんが、排水性に優れています。繊維質なので非常に長持ち!ハエトリソウにおいてはこれ単体でも育成可能ですが、腰水をしていないと若干乾燥が心配です。ピートモス
水苔が長い時間をかけて堆積・腐食したもの。酸性よりで、食虫植物にも最適です。粒の細かいものは保水性に優れ、大きいものは排水性に優れています。他の用土と混ぜあわせて使用することも可能。ハエトリソウにおすすめの鉢
鉢にも色々な種類がありますね。プラスチック製の鉢や素焼きの鉢、土に還る鉢などなど。そしてそれらにも高さがあるものやそうでないものなどがあります。実に悩ましい。そういった場合には、食虫植物の自生環境や根の形状を考慮してあげるとよいでしょう。ハエトリソウの場合、根は真っ直ぐに長く伸びます。そのため、鉢があまりにも浅いと成長を阻害してしまうというだけだなく、根が鉢の底に近いということはそれだけ地面の温度を直に感じやすくなってしまうということになってしまうため、下手をすると根っ子が熱のダメージを受けて枯れてしまう恐れもあります。なるべく背の高い鉢を準備しましょう。そしてこの時、一緒に受皿も用意して下さい。受皿に水を張ることにより、土が常に湿った状態を維持することができます(通称:腰水)。
また、鉢底に石を入れておくことも大切です。これにより鉢内の通気性・排水性を高めることができます。
植木鉢 KANEYOSHI
美しい陶器の植木鉢。細長いタイプの鉢も多く出しているため、ハエトリソウにもおすすめです。また、この時忘れずに受皿も用意しておきましょう。付属のものでも良いですが、やや深めの物のほうが腰水としての効果は長続きしますね。鉢底の石(軽石)
鉢の底に入れておく軽石。これを入れることにより、鉢内の通気性や排水性を高めることができます。ちなみにこれは軽石でなく、粒の粗目な砂利などでも代用可能です。ハエトリソウにおすすめの照明
通年外で育てることのできるハエトリソウ。しかし中には「お部屋の中でオシャレに楽しみい!」と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな時に便利なのが、これらの植物育成用ライトです。植物の生育に必要な光と熱を供給し、室内で植物を楽しむことが可能になります。「室内の植物を置きたい場所に太陽光が届かない!」、「窓越しの光だけでは発育が不十分」こんな問題も解決してくれますね。ただし先にも記述した通り、ハエトリソウは本来冬場に休眠します。翌春に元気な新芽を出させるために、冬場だけでも外に出して株を休ませてあげた方が良いでしょう。
植物育成用タイマー付きLEDランプ
32個の赤色LED球と16個の青色LED球が組み合わさった、植物育成用のライト。2つのヘッドライトに3つの照明モード、さらにはタイマー付きという嬉しい仕様!お部屋の中でもハエトリソウを楽しめますね。観賞用植物育成LED スポットライト
青色の成分を多く含む白色LED球を採用!これにより、植物をより美しく鑑賞することができるようになりました。もちろんその光量も折り紙付き。室内でも本格的な食虫植物栽培を実現できます。
ドーナッツファクトリー
Guluman 植物育成LEDライト
「赤い光」、「青い光」、「赤青い光」の計3つのモードを選択可能!さらには、2段階調光スイッチにより光量の強弱が自由に変更可能です。デザインもおしゃれでインテリア向き!ハエトリソウにおすすめの餌
人によって意見は分かれますが、個人的には「人為的に餌を与える必要は無い」と考えています。光と水だけでも十分育ちますし、虫が必要になれば、彼らは己の力で手に入れることができるからです(野外において)。しかし、中にはやはり「食虫植物ならば虫を捕る姿を見てみたい!」という方や、「部屋の中だから虫はいないけど、定期的に餌を与えたい!」という方もいらっしゃるでしょう。そうした時には、以下のようなものがおすすめです。
生餌(コオロギ)
通販で扱われているコオロギは、「フタホシコオロギ(黒色)」もしくは「ヨーロッパイエコオロギ(黄白色)」が主流です。ハエトリソウはどちらも消化・吸収することが可能です。与える際は、捕虫葉の大きさにあったサイズのものを選択するようにしましょう。昆虫の体の一部が捕虫葉から出たままになってしまうと、ハエトリソウは上手く消化することができず、昆虫を挟んだ捕虫葉がそのまま枯れてしまうこともあります。葉よりもやや小さめの昆虫を用意しましょう。
charm(チャーム)
charm(チャーム)
生餌(ハニーワーム)
名前に「ハニー」と付いているため蜂の幼生と勘違いされることもありますが、これは彼らがハチミツを食べているためであり、正確には蛾の幼虫です。冷蔵庫に入れることにより、長期間保存することが可能。コオロギと同様、捕虫葉からはみ出さないように与えて下さい。
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