あなたの身近にも食虫植物がいるかも...!?
●日本にいる食虫植物
【何種類いるの?どこにいるの?採っても大丈夫?】
日本には現在、2科4属21種もの食虫植物が確認されています。
モウセンゴケ科
モウセンゴケ属・ムジナモ属
タヌキモ科
ムシトリスミレ属・タヌキモ属
意外にも多い印象を受けますね。では一体どのような地域に自生しているのでしょうか?有名所をいくつかご紹介していきたいと思います。
◆尾瀬ヶ原(福島・新潟・群馬・栃木)
「尾瀬ヶ原」とは、福島県・新潟県・群馬県・栃木県をまたがるようにしてある高原で、国立公園に指定されています(尾瀬国立公園)。一面湿地ですが、歩けるルートは全て木道になっているため、豊富な高山植物を観察しながら散歩出来るようになっています。ちなみに、日本百景にも選定されているそうです。◆大雪山(北海道)
「大雪山」は北海道の中央部に位置する、日本最大級の国立公園です。広大な森林、豊富な高山植物、冬季に現れる、まるで氷河期のような白銀の世界。そんな自然環境の多様さがここの魅力となっています。そしてこの「大雪山」は様々な野生動物の生息地としても有名で、氷河期の生き残りと言われている「エゾナキウサギ」や「ヒグマ」なども暮らしています。◆日光国立公園(福島・栃木・群馬)
この「日光国立公園」は日本で最初の国立公園で、福島県・栃木県・群馬県をまたぐようにしてあります。公園区域の大半は山岳地であり、その中には北関東最高峰の「白根山」や、古くから信仰の山として名高い「男体山」、現在も火山活動の盛んな「那須岳」などが存在します。 この「日光国立公園」は首都圏からのアクセスが良好で、手軽に大自然や歴史文化に親しめる場所として人気が高まってきています。紅葉の名所としても有名。●日本にしかいない食虫植物は?
【日本固有種の食虫植物って?】
先ほど、「日本にはおよそ21種類もの食虫植物が自生している」と記述しましたが…その中には、ここ日本に”しか”いない食虫植物もあります。その一例をご紹介。
◆日本固有種の食虫植物
・コウシンソウ(タヌキモ科、ムシトリスミレ属) 標高1.500m以上、数時間間隔で霧が立ち込め、真夏でも最高気温が20℃に達することがない環境。そんな場所に生息する日本固有種のムシトリスミレです。主に日光連山などに自生しています。 ・フサタヌキモ(タヌキモ科、タヌキモ属) 秋田県・岩手県・滋賀県・新潟県に自生する浮遊性のタヌキモ。多くの産地で絶滅寸前に危機にあります。●購入できる日本の食虫植物
【通販で購入できるものもいる!?その育て方とは】
日本にいる食虫植物の自生地の多くが、「国立公園」などに指定されており、採集は不可となっています。しかし、その中には栽培・増殖が容易な種もあり、そういったものが実際ネット通販などで売られていたりもします。
そこでここからは、「通販で購入できる日本の食虫植物」をご紹介(もちろんその育て方も)していきます。調べてみると以外にも、多くの種が扱われていました。是非ご自宅や職場などで育ててみてはいかがですか?
◆コモウセンゴケ
日本では、宮城県より南の関東・東北地方・四国・九州・沖縄まで幅広く自生しています。また、オーストラリアやニュージーランド、東南アジアなどにも分布します。◆オオバナイトタヌキモ
元々は南北アメリカ及びアフリカに自生していましたが、現在一部の地区で帰化しています。「イトタヌキモ(日本自生種)」に比べ、花が数倍大きいのが特徴です。
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◆モウセンゴケ(種)
北半球の広範囲にわたり分布している最もポピュラーなモウセンゴケ。日本でも平地や湿地などに広く自生しています。いかがでしたでしょうか?日本にも思った以上に食虫植物はいたようです。しかし個人的には、よっぽどのこだわりがなければ「外国産の食虫植物」をおすすめします。 今まで散々日本の食虫植物を紹介しておいて今更何をと思われる方もいらっしゃるかと思いますが...これにはちゃんと理由があります。一つ目の理由は、「外国産の物は種類が豊富で、しかも日本のものに比べると育てやすいものが多い」というもの。そして二つ目は...個人的にはこれが一番重要でした。「室内で育てることの出来る食虫植物が多い」というものです。大好きな食虫植物をせっかく買うのであれば、是非とも目の届きやすいところに置いておきたいという気持ちが強かった訳です。 日本のように四季がある国に自生している植物は、冬の間十分に外で休眠する必要があるため、必然的に室内でも栽培は困難になります。しかし外国産のものの中には、「常時温暖な環境」も多いため、そういった植物は室内の日当たりの良い場所(+植物用照明)で栽培することが可能なのです。こればかりは個人の自由ですが...皆さんも「食虫植物」を買うときには一度考えてみて下さい。 外で育てる食虫植物か、室内で育てる食虫植物か。それぞれに魅力があるため迷うかもしれませんが。それではまた、カシオでした。
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