カツオノエボシの生態・学名・分布・時期

 「気泡体」と呼ばれる浮袋の見た目が烏帽子(えぼし)に似ており、カツオが到来する時期に海流に乗ってやってくるということからこの名が付けられました。恐らく、我々の身近にいるクラゲの中では最も毒性の強い種類になります。「電気クラゲ」と言う方が馴染み深いかもしれません。これは彼らに刺された時の痛みを電気の衝撃に例えた、なんとも恐ろしい別名です。  よく勘違いされがちなのですが、このカツオノエボシは「個体」ではなく「群体」です。小さなヒドロ虫が無数に集まり、それぞれが繁殖や捕食などの役割を担っています。これは彼らの属する管クラゲ目や花クラゲ目に見受けられます。飼育も比較的難しく、水槽に入れてもすぐにバラバラになってしまうことが多いようです。  このカツオノエボシは「気泡体」という浮袋に、自らが作り出した一酸化炭素を溜め海面を漂います。こうすることで他のクラゲに比べ比較的早い速度で移動することが可能になりました。しかし、完全に風任せなため、どこにいくかは運次第。砂浜に打ち上げられてしまうこともよくあります。似たような生態を持つクラゲとしては、キチン質の帆を持つカツオノカンムリや円盤型の浮きを持つギンカクラゲなどが有名です。  
ヒドロ虫綱/管クラゲ目/カツオノエボシ科

●カツオノエボシとは


【学名】

Physalia physalis

【分布】

関東以南

【時期】


【傘長】

約10cm

【飼育水温】

25℃ ▼以下関連商品
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